王子物流株式会社さま

物流効率化法にグループ全体の取り組み。
待機の状況を可視化し経営にも共有。

左から:
王子物流株式会社 中日本統括本部 中部事業部 春日井支店グループリーダー 鈴木智浩 さま
王子物流株式会社 王子ネピア名古屋工場物流センター センター長 中村満樹 さま

王子物流株式会社さまは、王子グループの紙製品輸送事業を担い、工場出荷から消費地への配送まで、私たちの暮らしに欠かせない製品を届ける物流を支えています。
今回お尋ねした王子ネピア株式会社・名古屋工場物流センターは、多い日で1日あたり約3万ケースに及ぶ製品を地域の倉庫や全国の拠点やお取引先に出荷しています。JPRグループの株式会社TSUNAGUTEが提供するバース予約システム「telesa-reserve(テレサリザーブ)」の活用について、王子ネピア株式会社・名古屋工場物流センター センター長の中村満樹さまにお話を伺いました。
グループ全体で取り組む、待機削減への取り組みとは?

※2026年5月取材当時の情報をそのまま掲載しています
※掲載されている会社名、商品名等は、各社の登録商標または商標です

<ポイント>

  • 王子物流株式会社さまによるtelesa-reserveの導入事例
  • 車両集中による待機を解消、2時間超の待機0件に
  • システムとルールの両輪で効果を創出する現場の工夫
  • グループ全体で待機の削減を推進している
王子物流株式会社 王子ネピア名古屋工場物流センター センター長 中村 満樹 さま

時間帯の集中により生じる待機問題に、telesa-reserveの導入を決定

JPR従来はどのような問題を抱えていたのでしょうか。

王子物流さまtelesa-reserveを導入する前は、長時間の待機の発生が起きていました。当センターでは、多い日で1日あたり3万ケースを超える出荷があり、トラックが60〜70台入場します。かつては、到着した順番に番号札を渡しその順番で積み込みを行っていました。いわば、「早い者勝ち」であったために車両の分散ができず、待機が生じてしまう。
トラックドライバーの負担を軽減するために、入場時間を分散する必要がありました。また、安全は最優先されなければなりません。工場内にある当センターでは、駐車スペースに限りがあり待機車両が増えることは事故のリスクを高めます。混雑時に誘導を行うなどしていましたが、その業務負荷も課題になっていました。

車両の集中が待機の要因になっていた(写真はイメージ)

JPRそこでバース予約システムの選定を始められたのですね。

王子物流さまはい。導入にあたっては複数社のシステムを比較しました。telesa-reserveは、共同物流でお付き合いのある企業から紹介を受けたのがきっかけで知りました。仕様を確認して必要な機能はそろっているな、と。そのうえで採用に至った一番のポイントは導入コストの低廉さだったと思います。

telesa-reserveと運用ルールの整備で待機を解消。2時間超の待機は0件に。

JPRtelesa-reserveを貴社の物流現場にどのように導入しましたか?

王子物流さま名古屋工場物流センターには、自動倉庫、立体倉庫、平地倉庫の3カ所の出荷作業の現場があります。それぞれ、トラック1台あたりの積み込みに要する時間が異なるので、予約枠の長さを個別に設定しました。自動倉庫と平地倉庫といったように複数か所で積み込みをする車両もあるので、予約の入れ方のルールを決めて周知しました。
また、トラックの行き先にも複数の種類があり、当センター周辺にある外部倉庫への移動、全国にあるグループ拠点への輸送、お取引先様への直送にわかれます。このうち、最も物量の多い外部倉庫への移動は、同じトラックが往復する運行をしているため、工夫が必要でした。

JPR距離が近いだけに外部倉庫で荷降ろしが済めば早く次の積み込みがしたいですね。

王子物流さまそうですね。まず、外部倉庫への移動とそれ以外に大別し、telesa-reserveで同じ時間帯に予約が取れる枠の数を設定しました。
例えば、10:00から10:30の枠は外部倉庫が2台、それ以外が2台といったイメージで、一日の中でも外部倉庫とそれ以外の枠の比率は細かく調整しています。
手続きに関しても通常は到着してから事務所のタブレットで受付をしていただくのですが、外部倉庫の車両に限り、ドライバー本人が到着後に遠隔で受付をできるようにtelesa-reserveの機能を使って設定しています。運用ルールとシステムを一体的に捉え、TSUNAGUTEにサポートをもらいながら、運用を設計しました。

JPR導入効果はいかがでしたか?

王子物流さまトラックの入場時間が平準化し、待機は大幅に減りました。
また、トラック誘導者も端末操作のみで待機車両を探すことなくスムーズな呼び込みが可能となりました。
telesa-reserve導入後の2年以上にわたって2時間以上の待機は0件の状態を達成しています。予約率に関しても、全てのトラックに予約を取っていただくルールが維持されています。

受付用のタブレット。事前の予約は100%実施されている。

JPR全社でお取り組みを推進されていますね。

王子物流さま当社内はもちろん、グループ全体で待機削減の取り組みを推進しています。
telesa-reserveのデータは毎日記録を確認し、毎月本社へ報告していますし、グループ全体でも、ホールディングスの役員レベルまでに状況が共有されています。データを活用した状況の可視化は、紙・手書きの運用では非常に手間がかかりますから、システム化が効果を発揮するところだと言えますね。
状況を共有するだけでなく、さまざまなところで変化が起きています。例えば、以前は出荷作業に重なることがあった、設備の定期点検の実施時間を夜間に変更することや、パレット輸送の導入等、工場側の協力もあって、安定した運用が実現・維持できています。当センターの扱う家庭紙以外の領域でも、現場の負担につながりやすい、直前の手配を解消する締め切り時刻の見直しなどの対策がなされています。
telesa-reserveも、より有効に活用していきたいですね。

JPR貴重なお話をありがとうございました。

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telesa-reserveに蓄積された実績をグラフで自動で可視化し、ダッシュボードでご確認できるようになります。荷待ち・荷役時間の把握や報告業務を効率化でき、新たな改善取り組みに役立てることができます。