事例・実績

株式会社コスモスモア 様

Logiarxを導入し、オフィス移転に伴う
荷物の管理、紛失防止を実現

(2017年12月掲載。当時の情報をそのまま掲載しております。)

住宅・オフィス領域で幅広い事業を展開している株式会社コスモスモア様は、オフィス移転業務に伴う荷物の管理や作業の進捗管理、紛失防止などを目的として、物流機器以外で初めてLogiarx(ロジアークス)を導入した。その経緯と効果について、同社ファシリティ事業部の田口篤志氏及び、Logiarx導入時にその担当を務めた管理部の岡田基氏に伺った。

作業時間が大幅に短縮し、積み残しや荷物の紛失リスクもなくなる

同社とJPRは、本格導入する半年前から試験を開始。箱にRFタグを貼付し、HHT(読取り機器)で読取り、Logiarxで進捗と正確性を確認する作業を繰り返した。
そして、2017年ゴールデンウィークの繁忙期に本格導入。4月27日〜5月7日の11日間で、各地で合わせて5.5万箱を扱ったが、そのうち追尾する必要があったセキュア品約3,000箱にRFタグを貼付した。

「現場では、元個数確認時、フロア出荷時、ビル搬出時、ビル搬入時など、通過ポイントでRFタグを読み取り移動データを確認しました。各ポイントで読み取ることにより、どの荷物がどこへ運ばれたか、どれくらいの荷物が残っているかなど、作業進捗状況が容易に把握できました。
以前、バーコードで管理していたときは、箱を1つ1つ読み込んで確認していましたが、RFIDなら台車ごと広い範囲を一気に読み込めるので、作業時間を5分の1程度に減らすことができました。結果的に積み残しも紛失もありませんでした」(岡田氏)

JPRの本社移転がLogiarxとの出会い

物流現場では、RTI(パレットやカゴ車、プラスチックコンテナなどの通い容器)のスムーズな管理、また紛失防止によるコスト削減が求められている。オフィスの設計やデザイン・施工、プランニングなどを行っている同社でも、オフィスの移転業務では、多くの荷物が発生し、特にセキュア品移転の作業管理工程を効率化したいと常々考えていた。
2012年にJPRの本社移転業務を同社が手掛けたことをきっかけに、両社の間で、Logiarxを活用しての新たな試みを始めることになった。
Logiarx(ロジアークス)とは、JPRが2013年から提供を開始した物流機器個体管理ソリューションシステムのこと。
今回は、物流機器の個体管理のために開発されたLogiarxの新しい活用方法、応用性の高さを示すこととなった。

Logiarxをオフィス移転業務の現場にも活用

コスモスモア様で利用されているハンディ

同社はなぜLogiarxの導入を考えたのか。
当時、担当者を務めた管理部管理課長の岡田氏は、以下のように説明する。

「オフィスの移転では、大量の荷物を輸送します。2016年のゴールデンウィークに各地で移転業務を手掛けた際には、合わせて11万箱を扱いました。これまでは、段ボールのバーコードを1つ1つ読み取って管理していましたが、大掛かりになればなるほど、当然時間がかかります。時間がかかる手法では、多くのポイントで読取りを実施できないので、荷物の紛失リスクもゼロではありませんでした」

一旦荷物が所在不明になると、その探索には膨大な時間を要する。複数階での移転なら、全フロアをくまなく人海戦術で探すしかない。1フロアだけでも荷物をすべて確認し探し出すのは容易ではない。

Logiarx導入の経緯についてファシリティ事業部部長の田口氏が語る。

「搬入物の管理をもう少しスピーディにかつ細やかに管理したい。何かよい方法はないかと考えていたのです。その時ふと思ったのは、宅配の荷物がなくなるという話はあまり聞かない、物流の現場では荷物の管理をどうしているのだろうということです。タイミングよく、JPRさんのLogiarxのことを聞きました。物流の現場を良く知っているJPRさんが開発したシステムなら、当社でも威力を発揮するのではと思い、導入することを決めました」

管理画面で作業の進捗状況をリアルタイムで確認できる

パソコンのLogiarx管理画面

Logiarxは、クラウドサービスのためパソコンやスマートフォンなどの携帯端末で作業の進捗状況を知ることができるのが大きなメリットの一つだ。
管理者が現場にいなくても、Logiarxを確認でき、現場の進捗状況を逐次コントロールすることが可能なのだ。またモバイルプリンターでレシート印刷することもでき、顧客に確実に荷物が搬入されたこと、問題がないことをリアルタイムで可視化して示すことができる。

「運用中はJPRさんでも状況を見ていただけて、間違いなどがあれば、すぐに知らせてくれたのも助かりました。顧客に寄り添い、より近い場所でサポートしてくれる会社だと感じました。
またLogiarxのような最先端のシステムを導入している会社だとお客様に認知してもらうことは、当社にとっても付加価値になります」と田口氏は話す。
同社がLogiarxで実現した効用は、予想以上のものだった。

今回の導入以降、同社では大規模なオフィス移転を手掛ける業務ではLogiarxを活用している。

今後も業務効率化を共に進めていきたい

  • 田口 篤志氏

    田口 篤志氏

    株式会社コスモスモア ファシリティ事業部 部長。1991年リクルートコスモス(現コスモスイニシア)入社。1992年、コスモスモアに転籍。2015年より現職。

  • 岡田 基氏

    岡田 基氏

    株式会社コスモスモア 管理部 管理課 課長。2005年入社。2014年大阪でファシリティ事業部課長、2015年東京で同事業部課長。2017年より現職。

Logiarxの導入は大きな成果を得たが、まだまだ改良点はあると岡田氏が言う。
「HHTの電波の飛距離を伸ばしたい。まだ実際に利用する場面には至っていませんが、HHTはなくなった荷物の探索も出来ます。現状の飛距離は3mなのですが、少し短い気がします。可能性としては、カードや鍵など小さなものを落とすこともあるので、それを探す際も読み取り距離が長い方がよいと思います。できれば、10mくらいあったらよいかもしれません」

最後に、田口氏にLogiarxに対する今後の期待を改めて語ってもらった。
「元々は物流機器の個体管理の用途で開発されたシステムと伺っていますが、当社のように、物流機器以外の管理にも応用できます。例えば、Logiarxを利用して、お客様が、オフィス機器や机、椅子などオフィスにどのような資産を持っているのかをマネジメントする資産管理が提案できるかもしれません。これからも、ともに新たな活用法を考えていくことも検討していただけると嬉しいですね」