事例・実績

東京シティ青果株式会社 様

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青果物輸送もレンタルパレットで作業効率UP

(2006年12月掲載。当時の情報をそのまま掲載しております。)

月間約2万5千トンの取扱量。新鮮な青果を届けるために、パレット輸送のさらなる効率化を。

日本全国から水産物や青果が集まる築地市場。場内の青果卸を一手に担う東京シティ青果株式会社様では、出荷元が共同利用するレンタルパレットの回収にご協力いただいています。産地・卸売業・荷受先のすべてにメリットを生む農産物輸送のあり方と、2012年の新市場移転を控えて一層必要とされる物流のIT化などについて、商品管理部課長金川隆一様にお話を伺いました。

  • 金川 隆一 様

    東京シティ青果株式会社
    商品管理部課長

    金川 隆一 様

■パレット輸送のメリットは?

金川 様

10年くらい前までは後ろ開きのトラックがほとんどだったので、馬鈴薯、たまねぎ、スイカ、ぶどうなど、青果物も手下ろしが中心でした。でも、ここ数年はほとんど横開きのウイング車に変わってきているおかげで、フォークリフトで荷下ろしができるようになり、パレット輸送に移行してきました。運送会社さんも助手を同伴せずドライバーひとりで配送するので、短時間で楽に荷下ろしができるパレットは欠かせません。実際、手下ろしに比べて、パレット荷受けにすると荷下ろしの時間が三分の一になるんです。納入業者さんとしても積み下ろし時間が短縮されれば、トラックで順番待ちをすることも減りますし、環境保全にも貢献できますね。また、手積みや手下ろしをすると衝撃が加わりどうしても商品が傷みやすいので、品質管理の意味でもパレットは必要な存在になっています。パレットを利用することで段ボールの底が濡れる心配がなく通気性もよくなるので、新鮮さが命の青果には鮮度保持の面でも安心ですね。

新市場への移転を控え、ICタグ搭載パレットの導入など、農産物輸送のIT化をめざして。

■そうしますと、青果はほとんどパレット輸送なのでしょうか?

金川 様

いえいえ、野菜に比べて果実はまだパレット化があまり進んでいないんです。果実の場合は品質ごとに設けられる等階級が細分化されているので、販売個数のロットが少なく、パレットごとにまとめて保管・輸送することが難しいんです。本当は、傷つけないように大切に扱う必要性から考えますと、果実はパレット輸送の方が理想的なのですが…。

  • 今野 浩行

    日本パレットレンタル株式会社
    営業本部 戦略営業室係長

    今野 浩行

■レンタルパレットの良さはどこに感じられますか?

金川 様

市場からは全国各地へ品物が出荷されますが、レンタルパレットだと使い終わったら回収されるので安心です。また、レンタルを利用しない場合、劣化した廃棄パレットの処理も問題になります。月にトラック5台分のパレットを処理しなければならないこともあるんですよ。その点、回収されるレンタルパレットの使用は問題解決につながりますね。昼夜大量のパレットがある市場では、「レンタル」だと明らかにわかるような色使いをしていますので紛失防止にも役立ちます。

■パレットの管理はどのように行っていらっしゃいますか?

金川 様

全国から納入されるので、やはりパレットの管理は大変ですよね。築地市場の現状では、納入された青果物をスーパー向けなどに一旦パッケージセンターへ輸送することが多いのですが、納入されたときのパレットは返却しなければなりませんから市場で積み替える必要があるんです。そのようなケースで、産地と卸売業がレンタルパレットを一貫して利用すれば効率化が図れるなと思うんですけど…。パレットを資産だと認識する産地も増えていますので、我々にも管理の徹底が求められています。そこが今一番の問題点ですね。

■2012年の市場移転を機に、物流のさらなる効率化についてご計画はありますか?

金川 様

新市場は今よりも広いスペースになり、パレタイズを前提とした効率化を求めた機能を持つ予定です。パレット使用による合理化に加えて、パレットにICタグをつけて、商品の入荷から在庫引渡しまでを効率的に管理できるようになるのではないかと期待しています。

今野

御社のIT化への姿勢と、RFIDを推進する私たちJPRのビジョンはうまくマッチングして、物流の変化に対応できるシステムをご提案できると思っています。そうしたご提案を通じて、東京シティ青果様のお役に立てればと思います。そのためには、産地を巻き込んで卸売業界とパレット業界、三位一体になった取り組みができるように推進していきたいと思っております。

■今後JPRに期待されることは?

金川 様

これからは青果物流通も多様化が進み、最適物流への施策が必要とされています。レンタルするか比較した場合、使い終わると回収してもらえて保管場所を気にしなくていいレンタルパレットは、効率化やコスト削減の大きな武器になります。また、季節による波動に対応できることはレンタルパレットのメリットなので、それをきっかけに産地からの一貫輸送がさらに広がることに期待したいですね。

東京シティ青果株式会社 様

レンタルパレットの共同利用における共同回収店として、産地から出荷されたJPRのレンタルパレットを保管・管理していただいております。今後とも弊社をご愛顧いただけるよう、効率化に結びつく物流システムを提案してまいりますのでよろしくお願い申し上げます。